イベントの由来

みなさんこんにちは⭐
ア・ビューです!!

ア・ビューでは月ごとのイベントの由来や過ごし方、食べ物など紹介しています♪
3月に紹介するのはひな祭りです★

ひな祭りは女の子の健やかな成長を願う行事です。
『桃の節句』とも呼ばれ、ひな人形や桃の花、雛あられや菱餅を飾ったり食べたり、
ちらし寿司やハマグリのお吸い物を楽しむ、節句祭りの一つです。

ひな祭り
ひな祭りの由来は中国から伝わった『五節句』という行事のひとつである、≪上巳(じょうし)≫です。
その昔、中国では季節の変わり目は邪気が入りやすいと考えられており、3月3日の上巳には「禊ぎ」や「お祓い」の行事が行われておりました。
日本に伝わったのは平安時代です。
当時は紙などで作った人形で自分の体を撫でて穢れを移し、川に流すことで邪気払いをする行事として広まりました。



1629年に京都御所で天皇が娘の為に、盛大な祭りを開催しました。
これが日本で最初のひな祭りと言われており、日本全国へ広まりました。
 
 
ひな人形



ひな人形は3月3日のひな祭りより前に飾ります。
一般的には立春がよいとされています。ちなみに2020年の立春は2月4日でした。
立春以外だとお日柄のいい大安の日や、良縁に恵まれるといわれている雨水の日に飾り始める方も多くいます。

ひな人形には様々な形式のひな人形があります。
よく見られるひな壇に飾る「7段飾り」や、つるす形式の「つるし雛」などがあります。
今回は7段飾りのひな人形の種類についてご紹介します。

★7段飾り



上から1段目…【お内裏様とお雛様(おだいりさまとおひなさま)
▶一番上の豪華な衣装のお二人。
天皇陛下と皇后さまを表しています。

上から2段目…【三人官女(さんにんかんじょ)
▶お内裏様とお雛様にお仕えする三人のかしこい侍女です。
向かって右から長柄の杓、三方、銚子を持っています。

上から3段目…【五人囃子(ごにんばやし)
▶能楽のお囃子を奏でる五人の男の子です。
向かって右から謡、笛、小鼓、大鼓、太鼓を持っています。

上から4段目…【隋臣(ずいじん)
▶お内裏様とお雛様を守る用心棒です。
右大臣(向かって左側、若者)、左大臣(向かって右側、おじいちゃん)の二人です。

上から5段目…【仕丁(しちょう)
▶お仕えする三人の雑用係です。
向かって右からほうき、ちりとり、熊手をもっています。

上から6段目…【嫁入道具揃(よめいりどうぐぞろい)
▶嫁入り道具とは、たんすや食器、お化粧道具などです。
これは、雌雛が雄雛の家に嫁いだあとの生活に困らないための道具になります。

上から7段目…【御輿入れ道具(おこしいれどうぐ)
▶天皇陛下などの高貴な人が乗る乗り物です。
雛人形では、お駕籠(かご)や御所車を設置します。
 
 
お料理

菱餅(ひしもち)
菱餅は、女の子の健やかな成長や厄除け、子孫繁栄、長寿を願って飾られています。
菱餅が菱形になったのは、江戸時代初期のことで当時は2色でした。
菱の実を模して菱型になった、心臓の形を表した、四角を伸ばして長寿を祈願したなど、諸説あります。

当時は、蓬餅の緑に菱の実を入れた白い餅を組み合わせたもの、つまり緑と白の2色だけでした。
明治時代になると、山梔子(さんしし。クチナシの実のこと)を入れた赤が入って3色になりました。
赤は昔から魔除けの色として欠かせない色ですし、おめでたい色や桃の花にも通じます。



菱餅の3色の意味にも諸説ありますが、まとめると次のようになります。
:山梔子(クチナシの実)入り/魔除け/解毒作用/桃の花をイメージ
白:菱の実入り/子孫繁栄、長寿/血圧低下/清浄、純白の雪をイメージ
:蓬入り/厄除け/増血作用/健康、新緑をイメージ

ちらし寿司



もともとは、平安時代に現在のお寿司の起源とも言われている「なれ寿司」に、エビや菜の花を乗せて彩りをよくして食べられていたのが由来と言われています。
現代に受け継がれていくうちに、より華やかで見栄えのするものに変化しこれが、現在の「ちらし寿司」になったと考えられています。
ちらし寿司に載っている具材にも、それぞれに意味があります。

エビ:腰が曲がるまで長生きできますように
レンコン:先が見通せるように
:健康でマメに働く

ハマグリのお吸い物



ハマグリは1つの個体に対して2枚の貝殻をもつ二枚貝です。
対の貝とはぴったり合いますが、それ以外の二枚の貝が合うことは絶対にないという特徴があります。
このようなハマグリの特徴から『仲のいい夫婦』とあらわして「1人の相手と永遠に仲良く過ごせますように」という願いが込められています。

ひなあられ



ひなあられはもともと「雛の国見せ」という、貴族階級の娘たちがひな人形を川辺や野原に持ち出し、
春の景色を見せてあげるという風習の際に食べるものとして生まれました。
ひな祭りに食べられるようになったのは「娘の健康を祈願する」という意味が込められています。

ひなあられは四季を意味しており、
桃→春、緑→夏、黄→秋、白→冬の4色で構成され「1年を通して娘の幸せを祈る」という意味もあります。
 
 
ホテルでもひな人形の展示会などが開催される機会もあるかと思います。
宴会のお料理で出たりもするかもしれません。

なかなかご自宅でひな人形を飾るお宅も少なくなってきてはいますが、
色とりどりの飾りでインスタ映えにもなります( *´艸`)

豆知識として覚えておき、お客様とのちょっとした会話に使ってみるのもいいかもしれません。
ぜひ参考にしてみてください‼